知人が作った 手のひらに載るほどの
小さなガラスの盃で飲む。
濃くて 深くて 葡萄の香りと味がする。
「これはいい!」
コルクの栓を抜き 毎日少しずつ。
母が毎日飲んでいた養命酒を
思い出したのには 自分でも笑った。
霧の様な雨が 降ったり止んだりの日だった。
夕方に ストーブに薪をくべた。
一度 ぼーっと薪が燃えるだけで
「小屋」の中がほっこりと暖かくなった。
集落の人から貰った新米の玄米を炊いた。
電気釜の「玄米」を選び 2時間かかって炊けた。
驚いたが 食感もよく美味しく食べた。
私が毎日 その成長を見ていた米だ。