白のビニール袋に入った
ブルーベリーを貰ったのは数日前。
ずしりと思いブルーベリーを
パイにしようか ジャムにしようかと迷ってるいる間に
冷蔵庫の中で 甘い熟している香りがした。
今年はジャムにしよう。
白い琺瑯鍋の中で 美しい色のブルーベリー。
砂糖を振りかけ しばらくの間待った。
炊き始めると早い。
灰汁が出てくれば すくっては捨てるを繰り返す。
トロリとして来たら火を止め
熱いうちにガラス瓶に詰めて 明日の朝食が楽しみだ。
ミーンミンミンと鳴く蝉に変わった。
コオロギが鳴く。
赤とんぼが 原っぱの上に群れて飛び
アスファルトの道に オニヤンマの死骸が横たわり
車に轢かれた後に 蟻が群がっていた。
そして 夜明けが遅くなり 日暮れが早くなった。
台風が消えたら そこにもう秋が来ている。
時の経つのは どうしてこんなに早いのかと思う。