すでに 秋の風情

栗の木
栗の木

 

山間に住んでいても 昼間は汗びっしょりになる。

数年前まで 夏の間に一週間ほど扇風機を使えば

いつの間にか 秋になっていた。

 

まだ色のついていない 赤とんぼがスイスイと飛び

小さな黄緑の毬栗(いがぐり)が

アスファルト道路の脇に落ち

紅葉の木の下 竹とんぼのような紅葉の種が

沢山落ちている。

 

そして 辺りを見渡せば 

山の木々 「小屋」の周りの木々

通りすがりに見た 栗の木も

弱い風に吹かれて 葉裏を見せて揺れる様は

すでに 秋の風情。

穏やかな秋が訪れるのを 願うばかりだ。