鬱陶しい梅雨の日々

エゴの木の実
エゴの木の実

 

雨の合間にエゴの木を見上げたのは

土の上や木の年輪の台の上に

沢山の灰緑色の小さな実が 落ちていたからだ。

アイボリー色の花びら 黄色の蕊の

エゴの花が満開だったのは ついこの間。

 

毎日の雨で 「小屋」の周りの緑は美しさを通り越し 

どの木も 草も 花の葉っぱも

わさわさと好き放題に手を足を伸ばしている。

地面に這うように育っていた タイムの緑の葉は

茶色く廃れて 見る影もない。

 

酢で消毒をしたと思っていた 木の杓子やヘラは

三日も保たず 又黴で覆われ使う度に洗う。

 

一週間前に膝を痛め 少しずつ良くなっては来ているが

左足を引きずりながら そろりそろりと歩く身には

なんとも鬱陶しい梅雨の日々だ。