沢山の挿絵 絵本を出している人だそうだ。
私は知らなかった。
滑舌が良く 途切れる事なく話す人。
過干渉の母から
大学生になっても逃れられなかった伊勢さんは
大学生の時(卒業後かもしれない)
ヨーロッパツアーのチラシを見て申し込む。
そして パリで帰国せず留まり 一年を過ごす。
今から50年ほど前の事だ。
ここで 私は親から自立した伊勢さんに興味を持った。
どんな絵本なんだろう。
すぐに図書館から借りた。
文も絵も 確かな力を感じさせ
でも 子供には難解ではないかと思った。
沢山の絵本の中から 2冊を選んだ。
「見えない蝶をさがして」
「チェロの木」
チェロ製作の職人である父は
息子のクリスマスプレゼントにする
チェロが間に合わなかった。
そして 誕生日に 作ったチェロをプレゼントする。
息子はずっとチェロを弾き続け
大人になって 演奏家にも職人にもならず
子供達にチェロを教える道を選んだ。
水彩絵具で 伸びやかに描かれた絵は 深く心に残る。
(絵本の絵を 私のスマホで撮りました)