私は 野に咲く白い百合が好きで
「小屋」の周りに 沢山咲いて欲しいと思う。
少しずつだが 毎年増えて咲いている。
土壌が貧しいのか ヒョロヒョロとした細い茎
風に吹かれて倒れるのが 残念だ。
花が咲き 蕊を残したまま花がストンと落ち
その蕊が青い莢状になり 茶色に変わる。
晩秋に それが花のように開き
見ると 中に沢山の種が詰まっている。
ポンポンと指で莢を叩く。
透明感のある種が ハラハラと地に散らばる。
ハサミで 莢が開いた百合の茎を根元から切る。
1本 2本・・・30本ほど
ドライフラワーになった莢を花器に挿す。
地味な しかし明るい茶色の美しさは
冬の間 私を喜ばす。