南西の空に 小さな半月

午後7時前の 南西の空を見上げる。

そこには 小さな半月が浮かぶ。

空に 月を見つけた時の 小さな驚き。

その空に浮かぶ雲は 

淡いピンク色に染まり 山の後ろから覗く。

晴れた日の夕暮れ 1日の終わりに気づいた月。

 

図書館から予約本のお知らせが届く。

林芙美子の「下駄で歩いた巴里」

車で30分の図書館まで

この暑さでそれも億劫に感じる。

が 下駄で巴里の街を闊歩する

林芙美子のエネルギーを

暑さで萎れた私に振りかけたいとも思う。