ホットケーキ粉1キロを貰った。
半世紀ぶりのホットケーキの粉。
袋の後ろに書いてあるレシピ通りだと
1センチほどの厚みに焼ける。
それも懐かしさを覚えていいが
私はもっと薄いパンケーキの姿がいい。
よく熱した鋳物のフライパンに
玉杓子に一杯分を垂らし
ぷつぷつと穴が開き始めるとひっくり返す。
それを繰り返して500グラムで15枚焼けた。
熱いうちに バターとマーマレード
蜂蜜を塗るのがうちの食べ方。
塊で売っていたベーコンをスライスしたの
新ジャガイモの千切りにしたの
共にフライパンで焼き
パンケーキと共に昼ごはんとした。
ベーコンを焼くといつも思い出す
映画「ギルバート・グレイプ」
グレイプ家の朝食は 目玉焼と
カリカリに焼いたベーコン。
鯨の様に太った(ギルバートがそう言う)母が
親指と人差し指でつまんで 美味しそうに食べるシーン。
私が焼くパンケーキは チャックの畑ボランティアの
フランス娘に教えてもらったレシピだ。
薄力粉 牛乳 卵 キャノーラ油を混ぜたもの。
焼き上がりを重ねてそのままテーブルに。
Traditional New England Breakfastが売りの
ヴァーモント州のインで食べたパンケーキ。
小さめで薄いのが3枚。
メープルシロップを贅沢に垂らして食べた。
以来 私の焼くのは小さめになった。
ホットケーキ パンケーキ
それは私の色々な思い出と共にあるようだ。
映画「ギルバート・グレイプ」予告編