節分の名残り

 

トミコさんの家の軒下の 節分の名残り。

軒下の榧(かや)の小枝を見た私は

イワシはどうしたん?」と訊いた。

「すぐに食うた」と笑う。

 

トミコさんの家は分かっているだけで築400年。

丹色に塗られた木の板に 

地味な常緑樹の緑が美しい。

沢山の漬物をもらって帰った。

 

昨日の雪が夢のような

青空と明るい光に溢れた1日だった。

真っ青な空に白い雲が浮かび

風の吹かない日 それらの雲は

ゆっくりゆっくりと流れて行った。

 

夕方 2時間 せっせと雪掻きをした。

ダウンのジャケットを脱ぎ

薄いフリースを着て

谷と小屋の周りを往復した。

7800歩余り。

レモンを絞り 熱湯を注ぎ飲んだ。

湯気にレモンの香りがした。