ベニバナボロギク 綿毛の飛行

ベニバナボロギク
ベニバナボロギク

 

ベニバナボロギクは 地味な姿と色で

花瓶にでも飾ろうかという気にさせない

気の毒な花だ。

 

その繁殖力の逞しさは 

かつてのセイタカアワダチソウを 彷彿とさせ

林の入り口 原っぱ 道の脇 河原

オレンジ色の蕾の様な花が 

俯き加減に群れて咲いている。

 

花が咲いた後の 沢山の白い綿毛は 

冬の日のボタン雪のように

風に吹かれる。

 

今朝 

窓の外を 北から南へ綿毛が飛んだ。

気持ちのいい 朝の空気の中

綿毛の飛行は 朝の楽しい出来事だった。