NHKEテレ「日曜美術館」で観て以来
ずっと気になり 図書館で借りた
手島圭二郎の絵本 3冊。
それは
「かしこくいきるしまりす」
「きたきつねとはるのいのち」
「おおはくちょうのそら」
手島圭二郎は 北海道に生まれ 育ち
ずっと住み続け 力強いタッチの木版画で
沢山の絵本を作り上げた。
それらは 美しい北海道の自然
その自然に生きる動物達の
幸せな姿 悲しい姿 逞しい姿を
読者に迎合せず ありのままを描く。
「かしこくいきるしまりす」
『北海道に生息する小さなしまりすの寿命は4年です。
冬を越すために、きつねやふくろうに襲われながら
必死にどんぐりを集めます。
冬ごもりをしているシマリスは
たくわえたどんぐりがなくなった頃
春がきたのを知ります。
春がくると、しまりすの新しい一年が始まります』
(絵本より)
秋です。
しまりす達は毎日どんぐり運び。
たかが空から狙っている。
きつねに襲われ 兄弟は2匹になり
どんぐり拾いは まだ続く。
もう冬はすぐそこに。
ふくろうに襲われたり
穴を掘り 寝床を作ったり
そこで春まで どんぐりを食べ
ゆっくりと眠りながら 春を待つ。
自然の中で生きる動物の厳しさと逞しさ。
沢山ある手島圭二郎の絵本を
これからも 少しずつ借りて読んでみよう。
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*絵本の写真は、本を広げてスマホで撮ったものです。