小屋のそばに 今が盛りと咲いているミヤコワスレ。
四捨五入すれば100歳の
猛女オチヨさんからもらったのが数年前。
雪の重みに耐えてか
今年は背丈も風情も大人になった。
ひらひらと 頼りなげにやって来た
実に地味な蝶々が2羽。
ふわりとミヤコワスレに止まり
真剣に蜜を吸う。
蝶々を上から眺める。
とぼけた人間の顔に見えなくもない
毛の色 離れた目はコアラでもいい。
ズボンのポケットから
スマホをそっと出し そっと近づき
カシャっと撮った。
蝶々の名前は ヒメウラナミジャノメ(だそうだ)。
漢字にすれば覚えやすいかな
「姫浦波蛇の目」と勝手に字を当てた。