アルバムの写真の中で 確かめたい物があった。
それは もう20年以上も前の
アメリカの旅で撮った椅子の写真だった。
そして パラパラと懐かしさと共に
アルバムのページを繰る。
姉に借りた 手のひらに収まるほどの
小さなフィルムカメラ。
シャッターを押せば写せるカメラだ。
そのカメラで 沢山の写真を撮った。
チェルシー地区に泊まり
チェルシー地区にある ギャラリーを見て歩いた。
現代美術の作品を展示する 倉庫の様な建物。
大概のギャラリーは2階か3階にある。
Diaアートセンターは そんなエリアにある。
屋上の展示を見に上った屋上からの眺め。
アメリカだなあと思わせる給水塔。
屋上から見える低いビルや屋上は
ここに住む人達の生活を思う。
おやおや
写真を見ながらすっかり思い出に浸ってるではないか。
ついこの間の旅だと思うのに
もう何十年も経っているのか。
アルバムを閉じよう。
楽しい思い出は 心の中に。
時々思い出し 心の糧になっている。