29日 4月 2022 雨に濡れた忘れな草 こぼれ種から芽吹いた 忘れな草が 冬の様な 冷たい雨と強い風に倒れている。 忘れな草を 人差し指で持ち上げると 雨を纏った分の 儚い重さが伝わる。 降り続ける雨に 小さな水色の花はうつむいて フルフルと揺れている。 淡い緑の木々の葉っぱは 風にしなる 細い枝に ハタハタとしがみついている。 春から初夏に移る 緑輝く季節の 裏切りのような冷たい一日。 ストーブに薪を燃やして ずっと小屋の中で過ごした。 tagPlaceholderカテゴリ: