朝の窓の向こうは
横殴りの北風に吹かれる
雪の景色だ。
走る車もなく
除雪車が通った後も
すぐに雪が積もり出す。
昨日
小屋の周りの雪を
歩けるだけの幅に除雪をしたが
その後にもう40センチほど
雪が積もった。
こんなに雪が積もるのは珍しい。
そんな時 私は小屋の中で
ラジオから流れる
ファゴットの音色に驚いていた。
それは知っていても
その音色を知っている人は
少ないのではないか?
私もその一人だ。
若いファゴット奏者 皆神陽太さんの演奏を聴いた。
立原道造の詩からインスピレーションを得て
木下牧子さんが作曲した「夢見たものは・・・」
低音の深い音色のゆったりとした曲を
皆神陽太さんのファゴット
反田恭平さんのピアノとのデュオで4曲。
用事をしながら聴くファゴット
吹かれる雪の中に 溶けいるような音色だ。