こんがり焼けたパンに
バターを塗る。
バターの溶ける香り
熱いミルク紅茶の湯気
それは私にとって 平和な日常の証しだ。
水を含んだ 大きなボタン雪の
北から南に降るのが
湯気で煙った 窓ガラスの向こうに見える
お正月は
久しぶりの大雪の除雪で日が暮れた。
置き去りの本を読み DVDを観
ゆっくりするはずの三が日は
ずっと雪を谷へ捨て続けた。
さて
今日からは平常の暮らしの始まり。
日暮れが少しずつ遅くなり
春は間近に来ているのを感じる。
そんな事が嬉しい。