氷雨 雹 霰が
降っては止みの1日。
冬がやって来た。
そして
除雪車がいつもの山際に待機した。
「タイヤをスタッドレスに替えないと」と
急に気忙しくなった。
冬の準備を何もしてない気がして
今になって慌てている。
昼過ぎ
図書館に行ったついでに
久しぶりに裏の川堤を歩いた。
山の平な頂きに雪が見え
白い雲が走るように流れる。
広葉樹の最後の紅葉が 明るく光る。
河原の葦も葛も美しく枯れた。
ああ やっぱり気持ちのいい空間だ。
帰り道に見えるキャンプ場は
隙間がないほどの人気だ。
寒いのが又楽しいのだろう。
車に当たる雹の音を聴きながら
辿り着いた小屋。
ストーブに薪をくべ
暖かい部屋でホッと一息ついた。