すでに秋の気配

8月1日 午後
8月1日 午後

 

夏の盛りに 秋の気配を感じるのは本当だ。

 

今日

コオロギが 気を遣っているかのように

小さく鳴いた。

 

陽の光が 

ほんの少しだけ セピアに色づいた。

気のせいなのか

それとも 太陽の位置が原因だろうか。

 

周りの草木の 

鬱陶しくも感じる 繁茂の激しさ。

それが 使い古した 褪せた緑色になった。

 

台風という 厳しい試練を何回かくぐり抜け

やっと 輝く秋にたどり着くのだが

その 始まりは すでに私のすぐそばに。