空豆 年に一度の自然からのギフト

 

緑の皮の中は

ふわふわの綿のようで

それはしっかりと

形のいい 薄緑色の豆を包んでいる。

 

その皮から 豆を取り出すと

草と同じ 植物の匂いがする。

 

後に残った立派な豆殻をどうしよう。

私はそれを大事にカゴに入れ

土の上に撒くのだ。

 

一つの殻に二つ 三つの空豆

全部合わせても 30粒ほど。

 

さっと湯がいて 

塩を振るか そのままで食べよう。

初夏の味わいと香り

年に一度の自然からのギフトを

色と形も愛でる。

小さな幸せだ。