22日 3月 2021 気丈な苺 友達の亡くなったお姉さんが 特に好んだ硬めのイチゴ。 今でもいちご農家から届くのだと 友達は言った。 仏壇に備えてあったのを 一箱貰った。 しっかりとした果肉と酸味は 懐かしく 気丈な娘の意志の様だ。 二つに切ったイチゴを 小さなガラスの鉢に入れ ほんの少しの砂糖と カスピ海ヨーグルトをかける。 強い北風と 窓に叩きつける雨の夜。 暖かい小屋の中で ご飯の後に食べるイチゴ。 甘酸っぱい気丈なイチゴは 特別においしい。 tagPlaceholderカテゴリ: