きな粉に砂糖と水飴を加え
よく練った菓子が「洲浜」
しっとりと甘く コクがある。
洋菓子のマジパンに似ている。
そして その素朴な造形と味は
和菓子の原点を感じる。
寒天と砂糖を煮詰め
冷やし固めたのが「琥珀糖」
小豆を固めたもの
淡い色のかわいいもの
どれもが優しい味がする。
琥珀糖で最も美しい
と感じるのは「氷室」
まるで池に張る氷を割った
形と色をしている。
京都に住み始めた頃に知った「氷室」
京都の伝統に頭を打たれた
思い出のお菓子だ。
お墓参りに行って
お寺でお土産に貰ったお菓子は
そんな思い出に繋がる
懐かしいものだった。