14日 3月 2021 白い霜に覆われた朝 数日前の朝 辺り一面が白い霜に覆われた。 太陽の光で 霜はあっという間に消えてしまう。 山の向こうから 太陽が昇る前 慌てて私は外へ出た。 風も吹かない キンとした空気。 気持ちがいい。 大きく息を吸ったり 吐いたり 白い息がふわりと現れる。 私の足音で 河原の枯れ草の間から 小さな野鳥が飛び立つ。 細長い くすんだ茶色の鳥。 ピーピーと鳴く。 淡いベージュ色 ススキの枯葉の上の 輝く霜は 今 溶けようとしている。 山間の遅い朝が始まる。 tagPlaceholderカテゴリ: