図書館で予約の本を受け取った。
「キネマ旬報」は定期予約をしている。
映画評や最新映画のニュースを読んでも
山奥から映画館に行くのは半日仕事だ。
だから よほど興味のある映画しか行かなくなった。
本の記事を読んで満足している。
そして もう一冊。
「ワカタケル」
本の表紙の絵に惹かれた。
どんなストーリーかも知らずに
「池澤夏樹だったら面白そうだ」
ずっと気になるが 読んだ事がない作家の一人
それが池澤夏樹だ。
父の作家 福永武彦は
若い頃に何冊か読んだ事がある。
「ワカタケル」の登場人物は70人余り!
ワカタケルは倭の21代の王 雄略天皇だそうだ。
王位を継ぐ為に 兄弟、従兄弟を殺し
反抗する豪族を誅殺した暴君。
又 大王を頂点とした国家秩序を強化し
農工業の振興 朝鮮半島 中国との
活発な交渉をした功績もある
と 日本書紀に書かれているそうだ。
陰謀渦巻く宮中で 孤独であっただろう
と まだ読んでいないのにそう思う。
「主な登場人物紹介」という付録がついている。
70人余の聞き慣れない名前を
この付録を頼りに読んでみようと思う。