08日 2月 2021 山の村の目覚め 凍った苔も 枯れた葉も 淡い緑色の木苺の葉も 夜に降った粉雪を被り 水溜りには氷が張った。 キーンとした空気が 小屋を包み込み 昼間は賑やかな 鳥の声も聴こえない。 谷筋の山の村は 太陽が山の向こうから 顔を出すのを 静かに声を潜めて待つ。 陽の光の輝きが 景色一面に降り注ぐ時 草も木も 鳥達も 手を広げ 背伸びをし やっと目覚めるのだ。 「おはよう」 tagPlaceholderカテゴリ: