12日 1月 2021 灰色の空の下 まるで 考えて立っているかの様に 幹を 程よく曲げ 枝を捩っている柿の木達。 北から吹雪いた雪を受け止める。 灰色の空の下 何かを話しているように立っている。 それは 私の心に届くのだ。 立ち止まった私は 腕を組み 枝を抜ける風の声を聴く。 灰色の日は低い声で 空色の空の日は 軽やかな声で 私に話しかける風の声。 そして 私は応えるのだ。 「やあ やあ!」 tagPlaceholderカテゴリ: