21日 12月 2020 静かな白い世界 20日 朝 太陽が昇る前に 雪が止んだ今のうちに 深とした雪景色の写真を撮りたい。 ズボンのポケットにスマホを入れ 「滑らないように」と 雪に覆われた 低くて 短い階段を ゆっくり降りた。 雪を踏みしめる靴の音が響く。 私を取り囲む山も 道も 原っぱも 静かな白い世界。 川は 空を映し 鉛色。 除雪車が 重い音を立てて 走り去った後に 又 薄い雪が積もり タイヤの跡が モノクロの雪景色の沈黙を破る。 日の暮れが 遅くなり 始まったばかりの冬の 夕方5時の明るさは 私の心を暖かくする。 tagPlaceholderカテゴリ: