毎朝
ストーブに薪を燃やす日々になった。
3個のヤカンから景気良く
湯の沸く音と 湯気が立ち上がる。
夜から鳴き出した こおろぎが
未だ 小屋の中で鳴いている。
FMから流れ出るピアノ曲。
毎朝 何かをしながらぼんやりと聴く。
曲名は知らない。
朝食時の「音」三重奏だ。
ドアを開け 表に出ると
気持ちのいい 冷たい朝の空気が
胸に入り込む。
四季を通じて
山の向こうから太陽が
顔を出すまでの 清々しい空気。
鳥の鳴き声と共に
極上の1日の始まりだ。