快適な冬の為の勤労(1)

薪ストーブで暖をとっている。

だから 薪の調達には 

一年中気を配っていなければならない。

 

薪に最適の雑木や 燃え尽きの早い針葉樹 

建築業者の廃材 梱包の木の箱

うちでは何でも燃やす。

 

「雑木でないとダメだ」などと 言っていたら

薪はすぐに尽きてしまう。

 

さて 秋の始まり。

何ヶ所かの「いい知らせ」が届く。

 

夫は 愛車キャリーに 

スチールのチェーンソーを載せ出かける。

私も時間があれば行く。

 

冬を快適に過ごす為の努力と勤労。

それには 自然の中に分け入る事と

切った木から立ち昇る香り。

その嬉しいおまけが付く。

 

車で片道40分。

夫が辿り着いたのは 

寺の裏に高く伸びた雑木の林。

 

団塊世代」のベテランが

ワイヤーでつられ 欅の枝を切る。

高い木の上で

ベテランさんは気を使いながらも

琵琶湖を眺めて 気分はいいはず。

 

 

欅 樫 名前の知らない雑木など。

枝といえども 一人前の木の大きさだ。

 

チェーンソーの響きを聞きつけ

近所の人たちが集まる。

自分たちと一緒に育ってきた木々。

その枝が次々と降りてくる。

 

さっぱりと気持ち良くなった木々。

来年 また新しい枝が若い葉をつけるだろう。