ヒグラシも鳴かず 鳥の姿も見えない

小葉の冬苺(コバノフユイチゴ)
小葉の冬苺(コバノフユイチゴ)

 

小屋の前に

群れて赤い実が地を這っている。

名前は多分「コバノフユイチゴ

冬苺だからと言って 冬に実をつけない。

「夏に実を成す」冬苺。

ああ、そうだ。

今 時は7月半ばなのだ。

 

アカモノの実
アカモノの実

 

春に

釣鐘状の花を沢山つける アカモノ。

白い花も可愛いが

実も負けずに可愛い。

そして 味はりんごの様だ。

 

雨が降り続いて 冷たい夏の初めだが

植物は 時が来れば

花を咲かせ 実をつける。

とてもシンプルな生き方だ。

 

今日も雨の冷たい1日だった。

こんな日は ヒグラシも鳴かず

鳥の姿も見えない。

灰色の世界で

雨の音だけが 騒がしい。