アケビの蔓で作った籠を
二つ持っている。
一つは 小さな状差し。
葉書などを入れる為の物だ。
21才の時に買った。
今は 切った古布を入れ
冷蔵庫のドアに下げている。
贅沢とは反対の 質素な物が好きなのは
この当時から。
それは 今も続いている。
もう一つは手提げ籠。
5、6年前に
姉が使わないからと送って来た。
しっかりと編まれた籠。
夏に nalgeneボトルに入れたお茶と
財布などを入れた袋を
手提げ籠に入れて出かける。
アイボリー色の萼に 紫のしべ。
小屋の周り 道路脇に
当たり前の様に咲いている
アケビの花。
今日も
アケビの花や葉っぱを
木の枝 木の柵に絡む蔓を見つめ
植物の生の長い旅を思う。