静かなゴールデンウィークが終わった。
私の住んでいる小さな村でも
道の駅、図書館、喫茶店など
人が集まる所は 全て閉鎖になった。
それは 今も続いている。
京都から2回
友達がやって来た。
「ステイホーム」でどこにも行けず
心が苦しくなったと
緑の空気を吸いに来たという訳だ。
毎日の「新コロナ」関係のニュースが
気づかないうちに
私たちの心に 重い苦しさを
積み重ねていった。
「国」は壊れた羅針盤で
どちらに進んでいいのか分からず
星を見て方向を知る術さえ無くしてしまった。
そして
こんなにも脆弱な「国」を良しとしていたのか。
「新コロナ」収束後には
私達の生活は変わって行くのだろうか。
そんな事や映画の話をしながら時間が過ぎた。
芽吹きの緑と冷たい空気。
自然は時には厳しく そして 時には優しい。
少しでも 心が落ち着けば嬉しい。
暗い山道に友達の車の
赤のテールランプが消えた。
「又ね」