やっと咲いた 藪椿。
鎮座するお地蔵さんを守る様に
枝を大きく広げる 太い幹の立派な木。
紅色に黄色のシベ。
数えきれない蕾の中で
たった二つの椿の花。
満開になれば 怖い様な迫力で
見上げる私を覆う。
艶のある緑の葉は
風でゆさゆさと 大きく揺れる。
完璧な美しさの花は
木から離れ 地面に落ちた後も
その姿は高貴さを保つのだ。
今日 初めて
ウグイスが上手に鳴いた。
上手になったねぇ。
ちゃんと ホーホケキョって聴こえるよ。
北風の冷たい1日だった。