甘くて熱いチャイ

 

瑞々しい八朔の袋を剥ぎ

皿に並べる。

丁度 私が食べる分。

 

ティーバッグのチャイを

白いミルクパンで沸かす。

牛乳はたっぷりと。

 

小屋の中に充満する

強いスパイスの香り。

 

深夜に「おやつ」というのもおかしいが

晩ご飯と寝るまでの間の

これが 私の長い間の習慣だ。

 

甘くて熱いチャイは美味しい。

薬効も兼ねるスパイスは

心をゆったりとさせる。

 

さて 今夜も

熱いチャイを啜り

八朔をつまみ

寝るまでの貴重な時間を過ごそう。