名残の冬イチゴ

 

実は食べられて 萼だけが残る。

鹿か鳥のおやつになった?

少し残った赤い実を 名残りの冬イチゴ・・・

と、私はよんでいる。

お正月前には 沢山の赤い実が

崖に這っていたものだ。

 

木苺は どれも甘酸っぱく

見つけると 私はすぐに食べる。

「危ないよ 

見境なく何でも口に入れるなんて。」

 

ヤマガラシジュウカラ

何故か やって来ない今年の冬。

 

雪のない崖のあちらこちら

緑の葉っぱの蔭。

 

かわいい冬イチゴの赤い実が

ひっそりと こちらを見ている様だ。