寒くなってから食べるアップルパイは
とても美味しい。
青森の友達から届いたりんごで
さあ 作ろう。
若い頃に作っていたパイは
大層なものだった。
バターがないといえば
スーパーに走り
紅玉りんごを選んで砂糖で甘く煮て・・・
そんな時を経て
今は簡単に あるもので 自分流に作る。
バターがない時は マーガリンで。
アメリカではラードで作るのもあると読んだ。
振るった薄力粉を200グラム
サイコロ状に切ったマーガリンを150グラム
冷水を少し。
ボールの中で手早く捏ねる。
マーガリンを塗り 小麦粉をはたいた耐熱皿に
伸ばしたパイ皮を敷き フォークで穴あけ。
フレッシュな2個半のフジりんごのいちょう切り。
砂糖とシナモン 少しの片栗粉を加え
サクサクと混ぜる。
イギリスのリンゴ農園のパイは
りんごを煮ないでフレッシュなものを使う
とテレビで見て以来
それに倣っている。
パイ皮を敷いた皿に 隙間なく
たっぷりと納めたりんご。
上からパイ皮を乗せ
周りをフォークで抑えて
空気抜きの穴を開け
少しの水で薄めた黄味を
刷毛で塗る。
220度で35分。
フォークの穴から
グツグツと吹き出る果汁。
シナモンの香り高いアップルパイ。
「大草原の小さな家」のお母さんは
まだ青いかぼちゃを薄く切り
パイ皿に載せ
さっと少しの酢を回しかけ焼いた。
これを読んだ時から 忘れられない。
パイはホームメイドのお菓子だ。
その家の味と工夫があると思う。
熱いミルク紅茶と共に
さあ 食べよう。