冬だ。
今朝 はっきりと感じた。
風の感触というか
空気の冷たさと肌触りというか
何かが昨日と違う。
一日延ばしにしていた
冬布団を出した。
羽毛の軽くて
空気を含んだふわふわと
電気敷き毛布の
足元の暖かさ。
又
布団から抜け出せない
冬の朝がやって来た。
ストーブに
薪を景気よく燃やし
その上で沸いた湯で
紅茶を淹れる。
ストーブの上に置いた網で
パンを焼き
マーガリンを塗り
ジャムを塗り。
夏に失せた食欲が
冷たい空気とともに
帰って来た。
さあ
暖かい布団に潜り込んで
ミノムシみたいに
ぐっすり眠ろう。