小さな木の小屋に住んでいる。
コンパクトで便利な空間だ。
その空間のほぼ真ん中に
鉄板製の薪ストーブを置いている。
一日の2/3を
薪を燃やし暖をとっているのだが
この薪の調達が大変だ。
一年中薪の事を考え
「木をあげますよ」とお声が掛かると
夫はいそいそと軽トラで駆けつける。
持ち帰った太い木。
チェーンソーで切り
それを斧で割り
薪棚に積み
次の冬に備える。
毎朝 薪に火をつけ
15分もするとやかんの湯が沸く。
その湯で淹れた紅茶はとても美味しい。
ストーブの上には
大きなやかんが一つ
普通サイズのやかんが二つ
それに
何かを炊いている鍋。
心地いい音をたて
湯気を上げている。
これも冬の小さな喜びだ。