14日 1月 2019 ふーっと白い息を吐きホッとする 明るい太陽に照らされた 冬の楢林の山。 葉の落ちた樹々。 鹿が歩いていないかと 黒い物が動いていないかと 私はじっと山に目を凝らす。 水をたっぷり含んだ雪が 椿の枝から 大きな音をたてて落ちた。 驚いて振り向くと 枝がゆさゆさと揺れていた。 あちらこちらで 野鳥達の声が響く。 凍える川の流れは 音までもが鋭い。 日暮れが遅くなり ぼんやりとした靄の向こうに 半分の月が浮かんでいた今日。 ふーっと白い息を吐き ほっこりする。 tagPlaceholderカテゴリ: