雪に囲まれた冬の幸せ。
それは
空気の清らかさ 冷たさ。
温かい飲み物の
カップから上がる湯気。
ストーブに燃える薪の
パチパチという音を聞きながら
ウトウトと居眠り。
深い皿にたっぷり注がれた
熱々の具沢山のスープ。
数え上げれば切りがないが
どれもなんと質素な幸せだろうか。
それにもう一つ。
眠る一時間前に
電気毛布のスイッチを入れ
ほかほかになった布団に潜り込む
大きな幸せ。
「なんだ そんな事か」
暖かい布団に
頭まで潜り込み
朝まで目を覚ます事なく
眠る幸せ。
寒くて冷たい冬に
これは私にとって
とても幸せな事だ。