京都から車で1時間。
膝から上まで雪で埋まるなんて
屋根に50センチの雪が載っているなんて
この目で確かめないと
信じられないだろう。
朝暗いうちから
タイヤチェーンの
大きな音を響かせながら
小屋の前の道路を
除雪ブルドーザーが通り過ぎる。
屋根から落ちた
水をたっぷりと含んだ重い雪を
ヨイショコラショと
黄色いダンプで
川や谷に投げ入れている私。
それを見て
「よく頑張るな」と思われるのか
「年寄りの冷や水」と思われるのか。
暮れに降り積もった雪を
元旦の明るい朝日が輝かせる。
そして
雲一つない青い空に心が弾む。
吸い込まれそうな青い空だ。