朝晩
ストーブに薪をくべ始めて随分になる。
なのに
布団が薄い夏布団と毛布だけだったなんて。
冬の布団を出した。
ふかふかの冬布団。
暖かい布団にもぐりこんで
眠る事の出来る幸せ。
質素だが3度のご飯を
美味しく食べる幸せ。
雨露をしのげる小屋のある幸せ。
禁欲主義者では決してない。
だが
日暮れの早い今の季節
私は心底そう思うのだ。
ストーブに鍋を置き
甘い豆を炊いたり
大根を炊いたりして
日暮れの暗闇から抜け出そう。
暖かさに包まれた冬の暮らしは
何よりの豊かさだ。