爆弾キノコ
「ハイホー ハイホー♬」
楽しそうに歌いながら
小人達が白雪姫の待つ小屋に帰って来る。
そんな情景にぴったり
だが名前は物騒だ。
それは「爆弾キノコ」
林の中。
薄い茶色の丸い形
真ん中におちょぼ口。
地味な地味なキノコ。
風船状のキノコを
指でポンと触ると
おちょぼ口から
ぽーっと白い煙を吐き出す。
楽しい小人達の帰宅時
ぽーぽーっと白い煙の出迎え。
そんな楽しい情景が浮かぶ。
爆弾キノコをポンと指で触る。
ぽーっと煙を吐く。
それが面白くて
又 ポン。
「いい加減にしてよ」と
汗をかきながらおちょぼ口で言う。
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爆弾キノコから出る煙は胞子です。
