朝晩は
ストーブに太い薪を2、3本。
真冬の様な寒さではないが
小屋の中がホッコリと暖かくなると
とても気持ちがいい。
夕食の後
ストーブのそばに椅子を引き寄せ
うつらうつらと
いつの間にか夢の中だ。
小さな車輪の自転車に乗った私は
舗装のしていない石ころだらけの坂道を
苦労もせずにぐんぐんと登って行く。
何故、こんなにしんどくないんだろう?
と、ペダルを踏みながら思っている。
右の太ももが熱い。
何故、熱いのか?
何故、何故と思いながら目を覚ます。
カッカと燃えるストーブのそばでの居眠り。
呑気者の私は「あぶないぞ」とも思わず
夢の中で機嫌良く自転車のペダルを踏んでいる。