チャックの小屋に泊まっている
スイス人のカミル。
先日
うちで天ぷらをたらふく食べて帰る時
お礼に餃子を作りたいと言った。
火曜日の夜
合挽きミンチを1350グラム
ネギ、ニラ、生姜、ニンニク等々を持ちやって来た。
日本に来る前に中国を旅した。
その時に覚えた本場の餃子だそうだ。
勿論水餃子。
10人分を作るのかと思う程の材料。
包丁さばきも上々
次々と生姜、ネギ、ニラを切ってゆく。
口八丁手八丁だ。
強力粉に湯を加えて揉んでいく。
このあたりから
テーブルの上や下は粉だらけ。
一緒にやって来た
アメリカ人のショーンとカミルが皮を延ばす。
私が皮に具を包む。
夫は流しでひたすら後片付け。
出来上がった餃子を
グラグラと沸いている湯の中に
次々を放り込み湯がいていく。
キャベツ、キュウリ、タマネギの
コールスロー風に
ミニトマトを加えたサラダ。
冷凍庫に眠っていたオレンジママレード。
それを加えたヨーグルトケーキも
テーブルの上に。
陽気なスイス人は金麦を飲みながら、
寡黙なアメリカ人は四川で食べた
辛い辛い料理の話をしながら、
夫は久しぶりに食べる
プルプルの皮の餃子に満足で、
そして
私は「お手伝い」に少し疲れて。
山の中の小さな小屋に集う老若男女。
ケッサクな情景だ。