道ばたの小さな何か(3)

   

   ふわふわの

   この綿毛には

   本当に困らされたよ。

 

   今年はこの花が

   辺り一面に咲いた。

 

   その綿毛が

   風に吹かれて飛んで行く。

 

   ドアの網戸に

   引っ付いて

   まるで白の薄い一枚の布のようになった。

 

   私が見つけた綿毛は

    川べりでひっそり

   お日様にあたってこっくり。

 

 


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