ゲンノショウコ(フウロソウ)

 

ゲンノショウコより

フウロソウと言う方が

この花にはふさわしい。

 

明るいピンクと白と。

 

家のまわりに

わんさか咲いている。

 

ゲンノショウコは

飛び切り名が知られた漢方薬。

 

今80過ぎの村の男性が

10代の頃

山の中でマムシに噛まれた。

「マムシ模様」に足が腫れた。

山の中の「ある」木の葉っぱを

ぐるりと足に貼り付け

それでマムシの解毒をしたのだ。

 

車も通らない細い山道を

人に背負われての病院行きは

歩いてる間に毒が回る。

 

今も

道の脇に、山に、あぜ道に

漢方薬の山野草は溢れている。

 

ほんの少し前まで

村の人達は

これらの野の花達に

 

どんなに助けられた事か。

 

 


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