霧の朝

午前6時半

 

   山の向こうから

   太陽が顔を出すと

   消えてしまう朝の霧。

 

   あの

   白い霧の向こうから

   もうすぐシルバーグレイのRushが

   ライトを輝かせて現れるはず。

 

   その次は白い軽トラ。

 

   その又次は・・・

 

   毎朝決まった時間に

   うちの前を走る車。

 

   私は寝ぼけまなこで

   紅茶を飲み

   ジャムを塗ったパンをかじる。

 

   そして

   冷たい空気が輝き始め

   太陽が顔を出し

    一日の始まりだ。


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