朝鮮半島のBC8世紀からAD19世紀迄の発掘品、生活品の膨大なコレクションが展示されている国立博物館。
その中で、私が手元に置きたいと思った小さな物を三つ。
鉄分を含んだ赤土を低下度で焼いた無釉の蓋物。
昔の人はここに何を入れたのだろう。
素朴でユーモラスな形。
高句麗よりもっと古い時代に作られたのかも知れない。
東大寺の正倉院にも同じ様なガラスがある。
シルクロードを通って朝鮮半島にやって来たのだろう。
透明な輝きは高貴な人達だけのものだったに違いない。
木人(モギン)と言う。
土葬の文化が残る韓国で、朝鮮時代に作られた木の人形。
死んだ人が寂しくない様に輿に付けて、又、魔除けにもした。
白い葬式の服を着た人達が、埋葬する場所まで棺を乗せた輿を運ぶ時
木人に付き添われ守られる、亡くなった人。
何と優しい風習なんだろう。
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