(Google画像:グレン・グールド)
着慣れたウールのコート
外出時に無意識に手が伸びるハンチングと手袋。
今日はこれを着ようとか、靴はこっちだとか考えない。
だのに、かっこいい。
あの「グールドのバッハ」を築き上げたグレン・グールドだからかっこいい。
(Google画像:アラン・ドロン)
パリの街角。
カフェの前のアラン・ドロン。
黒か紺か
ライナー付きのコートだな。
少しふっくらしているもの。
ジーンズも靴も履き慣れて
シンプルで少しくたびれたコートと一体化している。
若い綺麗な青年が
コートの襟を立て
冬のパリを歩く。
マンハッタンのソーホーやグリニッチビレッジには、こういう男の子はいないだろう。
服はその人を語っていると思う。
グレン・グールドやアラン・ドロンの様な服を着ても、
「グレン・グールド」や「アラン・ドロン」にはなれない。
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