夏の太陽に灼かれたお墓に、水をかけ、涼しげな花を供えに京都に行った。
途中に大原を通る。
「里の駅」で薄紫のしおんの花を沢山買った。
目の前に紫蘇の畑が広がる。
大原は紫蘇をたっぷり使った柴漬けの里なのだ。
お墓を洗い、水をたっぷりとかけ、しおんの花を供え、腰を伸ばすと、比叡山が目の前に見える。
比叡山は京都人の心の山。
「お父さん、お母さん、又来ます」
帰りは図書館回りだ。
川に沿って車を走らす。
河原のキャンプ場は、まるで難民キャンプの様に沢山、沢山のテントが張られている。
水の少ない川で遊ぶ子供達。
バーベキューの準備をする大人達。
運転しながら眺めるこの光景の、平和だからこその子供の笑い声だ。
まだコメントはありません。